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■中外日報 「二祖対面」壁掛けに〜電算操作で織り上げ |
法衣・袈裟クリーニングや打敷の補修を手掛ける和光舎(西谷謙二社長、京都府伏見区竹田藁屋町四五)が「二祖対面」の壁掛けを制作する。写真は(二祖対面の写真を紙面で掲載)、仏画家・近藤秀子さん作の原図。「二祖対面」は、法然上人が夢定中に、善導大師と対面したことを表すもの。
「法然上人行状絵図」第七に記されるように、腰から下は金色、腰から上は墨染めの衣を着けた善導大師が紫雲に乗り、法然上人と対面し、光の中から飛び出した孔雀などの鳥たちが戯れている様を描いている。
サイズは、タテ1メートル20センチ、ヨコ1メートル62センチで、市販の100号サイズ用の額縁に納まるようになる。
この壁掛けは美術織物のトップ企業・川島織物の全面協力を得て制作される。型紙を使わずコンピューター操作で色糸を織り上げていくのが最大の特徴。高画質写真などのように、すべての色が極小の点を集めて表現されるため、表われる色はまさに無限となる。表面も色糸を重ね合わせて、凹凸がつけられるのでレリーフのような半立体となり、従来の織物にはない表情豊かな作品になる。
この特殊な技術は川島織物が開発したもので、歌舞伎や能といった伝統芸能の看板役者が着用する一点物の舞台衣装制作に用いられている。 和光舎は平成九年に同じ技術で「二河白道」の壁掛けを制作、評判になった。「二祖対面」も「二河白道」と同様、一点五十万円前後で提供できるように調整している。
同社は、法衣類の修復を生業とする。こうした作品の制作は、スタッフの「良い作品を創り、伝えたい」という気持を表現するための場であり、大量生産はしない。三月頃には完成できる。