法然上人が自身の専修念仏の根本奥義を明らかにした『選択集』を完成した直後、建久9年5月1日の夜、はるかに時間と空間を隔てた二人の始祖、善導大師と法然上人が法然上人の夢をかりて宗教的交感を遂げた時、二人の間で交わされた言葉です。
その夢のシーンは『法然上人絵伝』七巻にこの上なく美しく幻想的に描かれているだけでなく、親鸞上人によっても『西方指南書』の中で「法然聖人夢想記」として感動的に語られています。
この度、専修念仏の興行にともない盛んに描かれたこのエピソードを、美術織物のトップ企業・(株)川島織物の全面協力により西陣織の粋を集め繊細優美な美術工芸織物として表現いたしました。
逆巻く波浪を前に寂然とたたずみ合掌する法然上人の様。
西方から輝く紫雲が飛来し、放たれた無量の光。
その中からきらびやかな鳥たちが舞降り、更に輝きを増す紫雲より腰から下は金色の衣を身に纏った善導大師が現れる……
二祖幻煌の姿が緻密に描かれています。